ひっつき虫(くっつき虫)

アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)とは?見た目は豆っぽいひっつき虫をご紹介

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雑草が活発に育つ夏から秋にかけて発生するひっつき虫。油断をしているといつの間にか体中に引っ付いていて取るのに苦労することも。そんなひっつき虫ですが、種類は多種多様です。今回は、種が豆っぽい見た目の植物「アレチヌスビトハギ」をご紹介します。

アレチヌスビトハギとは?

アレチヌスビトハギは、北アメリカ原産の雑草で、比較的最近日本に帰化した外来種です。この植物は主に関東地方以西で見ることができ、草丈は50cm~100cmに成長します。道端、休耕地、荒れ地でも生育し、マメ科の植物として分類されています。

アレチヌスビトハギの特徴

アレチヌスビトハギの特徴をご紹介します。まず、アレチヌスビトハギの葉は、一組に3枚ずつついており、それぞれの葉の長さは大体5cm~8cm程度です。また、これらの葉の裏面には細かい毛が生えているのが特徴的です。

次に、アレチヌスビトハギの花は、紫色で、その可憐な姿は蝶のような特徴的な形をしています。この花は、長さが6cm~9cmと、同種のヌスビトハギよりも大きめです。花が咲く時期は7月から9月にかけてで、昼間は咲いていますが、夕方になるとしぼんでしまい、その色も変わります。

最後に、アレチヌスビトハギの実は、4~6の節に分かれており、それぞれの節には一つずつ種が入っています。これらの実は、三角形に近い形をしており、表面には鉤のような形状の細かい毛が生えていて、これが衣服などにくっつく原因となります。

アレチヌスビトハギの基本情報

和名アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)
別名特になし
学名Desmodium paniculatum
英名Panicled Tick-Trefoil
科名マメ科(Fabaceae)
属名シバハギ属(Desmodium)
原産地北アメリカ東南部
分布日本各地で生息
形態多年草

名前の由来

和名アレチヌスビトハギは、「荒れ地盗人萩」の意。和名は、1940年に本種を大阪府で採集した、岡山県の植物研究家の吉野善介によって命名された。

アレチヌスビトハギ – Wikipedia

また、「ヌスビトハギ」という別名は、その実の形が「泥棒の忍び足の足跡」に似ていることから来ています。

最後に

アレチヌスビトハギは多年草として知られ、草刈りをしても翌年も同じ場所で元気に育ちます。根からしっかり取り除くのはなかなか大変です。完全に無くしたいなら、除草剤が一つの方法ですが、畑のすぐそばで生えているときには、除草剤を使うのは気が引けますよね。そんなときは、花が咲く前の早めの時期に草刈りをして、種ができるのを防ぐのがおすすめです。

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ムギ
ムギ
兼業農業ビジネスマン
実家の畑を使って兼業農家を始めた30代の会社員です。
野菜の育て方や、週1の農作業についての投稿をしています。
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