来年の収穫も安心!オクラの種の自家採取方法を解説
夏の思い出として、多くの方がオクラの栽培を楽しんでいることでしょう。そして、夏が終わると「また来年の種を購入しなきゃ」と考えがちですよね。でも、知ってましたか?オクラの種は、自家採取するのが意外と簡単なんです。私も過去には新しい種を買う習慣がありましたが、自家採取を始めてからはそれが不要に。そこで、この記事ではオクラの自家採取方法を皆さんにも詳しくご紹介します。
育ちすぎたオクラから種を採取
オクラの種の採取は、秋から初冬の10月~11月頃が最も適しています。この時期、オクラは成熟し、サヤが茶色くなり、中の種が完璧に発達しているため、種取りが容易になります。
具体的な手順としては、まず早い段階、例えば7月頃から、収穫し忘れた大きく育ったオクラを種取り用として識別するために印を付けます。これにより、早めに種を採取する計画を立てることができ、10月~11月まで待つ必要がなくなります。
育ちすぎて食用には向かないオクラは、自然に茶色く枯れるまで放置します。オクラが完全に乾燥すると、中の種がカサカサと音を立てるようになります。これが収穫の合図となります。
収穫したオクラのサヤは、ひび割れた部分から開くと、中には濃い緑から黒っぽい種が現れます。一莢から30~50個ぐらい種が取れるので、2莢ぐらい準備しておくと十分な種を採取出来ます。
採取したオクラの種の保存方法
採取したオクラの種の保存は簡単で、適切な方法で行えば翌年の種まきシーズンまで品質を維持することができます。保存には、主に冷暗所が適しており、冷蔵庫の野菜室が最も理想的です。種を保管する際には、ジップロックのようなチャック付きの袋や空き瓶を使用すると良いでしょう。これは、種を光・酸素・水分から守るためです。特に湿気は種にとって大敵で、カビが生えるリスクがあるため、乾燥剤を保存容器に一緒に入れておくことで、このリスクを減少させます。
また、オクラの種をサヤから取り出して保存する方法や、サヤごと保存する方法があります。サヤごと保存する場合は、ビニール袋やネットに入れ、室内で吊るすという方法もあります。どちらの方法を選んでも、種の名前や保存日をラベルに書き残しておくと、後で識別しやすくなります。ちなみに、オクラの種は適切に保存されていれば、2年間はその品質を保ちます。そのため、春になったら、3月下旬から4月中旬ごろに種蒔きを行うことが可能です。最後に、湿度の管理が難しい紙製の封筒などでの保存は避け、湿度の管理がしやすい方法を選ぶことが重要です。
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最後に
今回の記事を参考に種を採取して、次年度も豊富なオクラの収穫を楽しんでいただけたら幸いです。来年もたくさん育てておいしく頂きましょう^^