豆知識

柔らかいオクラの育て方:実が固くなる原因と効果的な対策ガイド

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オクラを栽培する際の一大課題、それは真夏の成長の速さ。少し目を離しただけで、柔らかさを逃して固くなってしまうことがありますよね。オクラの特徴であるネバネバ感は、適切な収穫のタイミングで最も引き出されます。しかし、成長が早い暑い季節では、ちょっとした油断で固いオクラが出来上がってしまいます。

このガイドでは、柔らかいオクラを育てるためのポイントや、万が一固くなってしまったオクラの活用法を簡潔に解説します。

オクラの基礎知識

起源と日本への伝播

オクラはアフリカが原産地として知られ、日本への導入は幕末から明治初期にかけてである。しかし、食用として広く流通し始めたのは1970年代後半で、それ以前は主に観賞用としての栽培が主流でした。

特性と栄養価

暑さに強い一方で寒さには弱いという特性を持つオクラは、原産地のアフリカでは多年草として、日本のように寒冬がある地域では一年草として扱われています。オクラは栄養価が高く、タンパク質や糖質、ビタミンB1・B2をはじめとしたさまざまな栄養素を豊富に含むため、夏のスタミナ補給や美容に役立つとされています。

利用方法

オクラの独特な形状として、切り口が星形をしているのが特徴であり、そのネバネバとした食感が多くの人々に愛されています。この特性から、サラダやスープなどさまざまな料理に用いられ、夏の食卓には欠かせない野菜として広く愛されています。

ネバネバの成分と効果

人々に愛されるオクラのネバネバの正体は、水溶性食物繊維であるペクチンです。ペクチンは血糖値の上昇を抑制する効果やお通じを良くする効果が知られています。さらに、ビタミンB1やB2、ビタミンCなどのビタミン類やカルシウム、食物繊維といった栄養素も豊富に含まれており、特に夏場の体調管理に役立つ健康野菜として注目されています。

オクラの栽培方法

初心者でも安心!家庭菜園でのオクラの栽培方法・育て方ガイド

オクラが固くなる原因

大事に育てたオクラが固くなってしまう理由は様々です。主な原因を紹介します。

1.収穫の遅れ

オクラは生育が旺盛な野菜で、特に暑い時期には急速に成長します。収穫を適切なタイミングで行わないと、種が育ちすぎてさやの部分が硬くなります。

2.水不足

十分な水分がないと、オクラはストレスを感じるため、硬くなりやすくなります。特に乾燥が続く夏場は注意が必要です。

3.適切な栄養が与えられていない

土壌が栄養不足の場合や、適切な肥料が与えられていない場合、オクラの成長に支障をきたし、結果的に硬い実ができることがあります。

4.高温

連日の高温はオクラの成長を促進しますが、その反面で過度な成長を招き、硬さを引き起こす可能性があります。

これらの原因を理解し、適切なケアをすることで、オクラを柔らかく保つことが可能です。

オクラが固くならないための対策

1.早めの収穫

オクラが固くなってしまう一番の理由は、やはり収穫タイミングが遅れてしまうことです。オクラは生育が速いので、収穫のタイミングは非常に重要です。さやが10cm程度の長さになったら、収穫することをおすすめします。頻繁に畑に行かない場合は、少し小さくても早めに収穫することをオススメします。

2.植え付けの工夫

オクラの成長スピードを落とすことで収穫タイミングを逃しにくくする方法があります。この方法は、種まき・育苗時から育て方を工夫する必要があります。

具体的には、1箇所に4粒以上の種をまき、そのまま間引かないで育てるのがポイントです。(苗から育てる場合も同様)この方法により、各オクラの株の間に競争が生じ、それぞれの樹勢が弱まります。その結果、生育速度が遅くなり、さやの成長も緩やかとなるため、柔らかい状態での収穫期間が伸びるのです。もちろん、1株当たりの収穫量は減少しますが、多くの株を育てることで、全体としての収穫量は増加するので、美味しいオクラをたくさん楽しむことができます。

3.品種の選択

オクラには様々な品種があり、その中でオクラの実が固くなりにくい品種も存在します。

エメラルド

これは角のない丸い形状のオクラの品種です。その肉質は特に柔らかく、食味も非常に良いです。長さが15cm程度になっても美味しく食べられるのが特長です。草勢が強く、栽培もしやすいため、家庭菜園に特におすすめです。

まるみちゃん

実は爽やかな緑色をしており、角がない丸型のオクラです。莢は柔らかく、硬くなりにくいのが特徴です。収穫時の長さはやや長めで、15~18cmくらいになります。草勢が強く、栽培がしやすいため、家庭菜園での栽培に人気の品種となっています。

八丈オクラ

丸い莢を持ち、収穫が多少遅れて大きくなっても、その柔らかさと美味しさは保たれます。このオクラは八丈島からの伝来品種です。高さが2メートル以上に成長する高性種であり、その収穫期間も非常に長いのが特徴です。

固いオクラの活用法

オクラを固くしないための対策をしていても、ついつい収穫が遅れてしまうことがあります。育ちすぎてしまったオクラはやはり、固く筋張ってしまいます。そんな食べることが難しいオクラの活用法をご紹介します。

オクラが食べられる固さなのかの確認方法

オクラが食べられるかどうかの状態を確かめる方法は非常にシンプルです。調理前の生のオクラを取り、その表面に爪を立ててみてください。もし爪がなんとか立つくらいの柔らかさであれば、それは食べられる状態です。

爪が立たなかったり、包丁で切ったときに筋張って切りにくい場合は食べるのを諦めましょう。

固いオクラの調理方法

上記のように確認をして食べられそうな場合は、調理の仕方を工夫しましょう。具体的には、薄く切ったり、普段よりしっかり茹でて食べやすくしましょう。また、固い繊維はあらかじめ取り除きましょう。

この場合、オクラの食感をあまり楽しむことが出来ないので薬味として利用するのが良いでしょう。

来年植える種として利用

オクラの実には、オクラの種がいっぱい詰まっています。この種は適切に管理することで来年の栽培用に植えることが出来ます。

最後に

家庭菜園の喜びの一つに、野菜が大きく育つことが挙げられると思います。しかし、オクラを含む一部の野菜は大きく育てすぎると美味しくなかったり食べるのに適しなくなってしまいます。各野菜のベストな収穫タイミングに心掛けて家庭菜園を楽しみましょう。

ABOUT ME
ムギ
ムギ
兼業農業ビジネスマン
実家の畑を使って兼業農家を始めた30代の会社員です。
野菜の育て方や、週1の農作業についての投稿をしています。
野菜を作る楽しみを届けられるように頑張ります。
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