家庭菜園

ガーデニングや家庭菜園後の土の処理:費用と効率的な捨て方を比較

ゴミ袋に入れた土1
keisukeduo

土の捨て方について困っている方、意外と多いですよね。特に家庭菜園やガーデニングで使った後の土は、そのままにしておくわけにはいきません。栄養がなくなっている場合、新しい植物には適していませんし、場合によっては病原菌や害虫が混じっている可能性もあります。

そして、災害用の土のうの処分問題など、土の処分は園芸愛好者だけでなく、一般の方にも関係してきます。自治体によっては一般のごみとして捨てられない場合も多く、適切な処分方法が求められています。

この記事では、そんな疑問や悩みを解決するため、土の適切な捨て方やリサイクル方法について詳しく解説しています。

なぜ土を一般ゴミに出せないのか?

園芸や家庭菜園で余った土を処分する場合、一般のごみとして出せない理由がいくつかあります。その詳細について紹介します。

土は「自然物」であるため

日本の廃棄物処理法において、土は「自然物」と分類されています。このため、一般のごみ処理施設では基本的に受け入れられません。多くの自治体では、土を一般ごみとして収集する責務がないとされています。

一部の自治体では、例外的に園芸や家庭菜園で出た土を「廃棄物」の対象としていますが、その場合でも出せる量が限られています。

焼却処理が不可能

ごみは一般的に焼却処分されますが、土は不燃性であるため、焼却はできません。また、土に混ざった石や砂を分類するのは実際には困難です。これが、多くの自治体が土を一般ごみとして収集しない理由の一つです。

土は処理施設に負担をかける

土はその性質上、粉砕機やその他のごみ処理施設の機械に負担をかける可能性があります。故障のリスクがあり、そのために多くの自治体は土を「処理困難物」としています。

以上の理由から、土は一般ごみとして出せないのです。自然物であり、焼却が不可能であり、処理施設にも負担をかける可能性があるため、多くの自治体では一般ごみとしての土の収集は行っていません。したがって、土の処分には特別な方法が必要とされています。

土を正しく処分する選択肢

自宅の庭にまく

庭がある家庭にとって、土を庭にまく方法は非常に手軽で効率的です。ただし、この処分方法がすべての人に適しているわけではありません。特に集合住宅に住んでいる方や庭がない方にはこの方法は不向きです。

注意すべきポイント
  1. 公共の場所にはまかないでください:一部の人々は「土は自然なものだから、公園や山にまいても大丈夫」と考えがちですが、これは大きな誤解です。公園や山は公共の財産であり、勝手に土をまく行為は不法投棄に該当します。
  2. 集合住宅の敷地内はNG:マンションやアパートに住んでいる場合、敷地内の共有スペースに土をまくのも避けましょう。
  3. 近隣への配慮が必要:土をまく行為は、風で土が飛んでしまう、見た目の美観が損なわれるなど、近隣に迷惑をかける可能性があります。

購入した店舗やホームセンターで引き取ってもらう

庭に土をまくことができない状況で、どうにかして土を処分したいと考えている方には、購入した店舗で土を引き取ってもらう方法もあります。特に、大手の園芸店やホームセンターはこのようなサービスを提供している店舗が一部ありますのでご確認ください。

対象となる店舗

  • 大きな園芸店
  • 植木屋
  • ホームセンター
注意すべきポイント
  1. 条件確認が必要:各店舗には、引き取ってもらうために満たすべき条件があります。たとえば、新しい土を購入する必要がある場合や、購入時のレシートが必要な場合などがあります。
  2. 持ち込む前の確認:土を店舗に持ち込む前に、事前に確認をすることが重要です。不明な点は店舗に問い合わせをして、引き取りの条件をしっかりと確認しておきましょう。
  3. 土の準備:一部の店舗では、土に混ざっている石や砂利を自分で取り除く必要があります。また、新しい土と同じ袋に古い土を入れる要求もあるので、注意が必要です。
  4. 土を店舗まで運ぶ際には、車が汚れないように配慮する必要があります。可能ならば、土を2重、3重に袋に入れて運ぶと安心です。

不用品回収業者に依頼する

土の処分は意外と手間がかかる作業ですが、不用品回収業者に依頼することで、その手間を大幅に減らすことができます。特に魅力的なのは、業者が自宅まで来てくれる点です。これにより、土を運ぶ手間が省け、時間も節約できます。

さらに、不用品回収業者に依頼すると、土以外の不用品も一緒に処分できる場合が多いです。例えば、プランターや植木鉢、レンガブロックといった園芸用品も丸ごと回収してもらえます。一度にいくつもの不用品を処分できるので、非常に便利です。

しかし、この方法にはデメリットもあります。最も大きな問題は、処分費用がある程度高くなりがちであることです。特に、土や処理が困難な物品は追加料金がかかることもあります。そのため、土の量が少ない場合は、この方法が経済的でない可能性が高く、他の処分方法を検討した方が良いでしょう。

土を捨てずに再利用する

冒頭にも触れましたが、ガーデニングや家庭菜園で使用した土は、そのまま再利用することが出来ません。しかし、時間と手間をかけることで、安全で栄養のある土に再利用することも出来ます。

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最後に

ガーデニングや家庭菜園をすることに、気が引けるポイントである「土の捨て方」。しかし、いろいろな捨てる選択肢がありますので心配ありません。ぜひ、ガーデニングや家庭菜園に挑戦してみてくださいね。

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ムギ
ムギ
兼業農業ビジネスマン
実家の畑を使って兼業農家を始めた30代の会社員です。
野菜の育て方や、週1の農作業についての投稿をしています。
野菜を作る楽しみを届けられるように頑張ります。
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