肥料

家庭菜園の必見!コーヒーかすを肥料としての再利用法:害虫対策から堆肥づくりまで詳しく紹介!

コーヒーかす1
keisukeduo

みなさん、焙煎コーヒーを飲んだ後に残るコーヒーかすをただ捨てていませんか?このコーヒーかすは、実は驚くべき肥料や害虫対策としての再利用方法があります。手軽に始められるこのエコな方法は、環境にも優しく、肥料の効果も期待大。今回は、そんなコーヒーかすを活用した堆肥づくりから害虫対策までの詳しいステップを紹介します。

コーヒーかすを再利用するメリット

コーヒーかすを再利用することには多くのメリットがあります。まず、コーヒーかすから作られる肥料は化学物質を含まず、環境と私たちの体に優しい有機肥料として利用可能です。さらに、コーヒーかすの多孔質な構造は消臭効果に優れており、堆肥作成時の特有のにおいを軽減します。この特性は、有機肥料の匂いを気にされる方にも好評です。また、コーヒー豆の焙煎時に生じる小さな穴は、土壌内の微生物の活動を活発化させる場として理想的です。この微生物の活動により、コーヒーかすに含まれる植物育成阻害物質が分解され、植物の成長に欠かせない「窒素」が生成されます。この結果、コーヒーかすを土壌に加えることは植物の健やかな成長をサポートする役割も果たしてくれます。

コーヒーかすを再利用する際の注意点

コーヒーかすを再利用する際には、いくつかの注意点が必要です。直接コーヒーかすを畑や土壌にまくのは推奨されません。その理由として、コーヒーかすにはカフェインやタンニン、クロロゲン酸、チッ素などの成分が含まれており、これらが土壌に直接加わることで植物の成長を阻害する恐れがあるからです。肥料としてコーヒーかすを利用する場合は、きちんと発酵させて堆肥に変えてから使用することが最も良い方法とされています。また、コーヒーの飲み物は酸性を持っていますが、淹れた後のコーヒーかす自体は中性に近く、pHに関して特別な良い効果や悪影響を及ぼすことはほとんどありません。

コーヒーかすの活用方法

1.肥料や堆肥にする

コーヒーかすは様々な方法で活用することができます。まず、多くの人が考える肥料や堆肥としての使用は注意が必要です。直接土に混ぜるのは適切ではなく、コーヒーかすに含まれる成分が植物の成長を妨げる恐れがあります。しかし、落ち葉や腐葉土などと混ぜて発酵させ、堆肥として利用するのがおすすめ。この堆肥は土壌の微生物を増やし、保水性や保肥力を高める働きがあります。また、コーヒーかすの特性を活かし、他の資材と合わせることで堆肥全体の品質向上も期待できます。

2.雑草の除草に使用

次に、除草効果を持つコーヒーかすは、そのまま庭や畑に散布することで、植物の発芽や成長を妨げる物質が雑草の生育を抑制する効果があります。ただし、効果的な除草を行うためには、1㎡当たり約10kgのコーヒーかすが必要とされているため、継続的に集める必要がある点は留意が必要です

3.虫除けや猫避けに使用

また、コーヒーかすは虫除けや猫避けの効果も持っています。特にナメクジやカタツムリは、コーヒーかすのカフェインが苦手なため、これらの虫の繁殖を抑えることができます。さらに、乾燥したコーヒーかすを燃やすことで、蚊取り線香のような効果を得ることもできます。猫にとってもコーヒーかすの臭いは不快なため、猫を遠ざける効果も期待できます。これらの虫除け・猫避けの効果を最大限に活用するためには、コーヒーかすをしっかりと乾燥させて使用することがおすすめです。

最後に

自宅にバケツコンポストを準備しておけば、いつでもコーヒーかすを消化できますよ。良かったら、バケツコンポストをお試しください。

ABOUT ME
ムギ
ムギ
兼業農業ビジネスマン
実家の畑を使って兼業農家を始めた30代の会社員です。
野菜の育て方や、週1の農作業についての投稿をしています。
野菜を作る楽しみを届けられるように頑張ります。
記事URLをコピーしました