ウリハムシ対策完全ガイド:特徴、被害の見分け方、効果的な駆除と予防法
こんにちは、ムギです。今日は、野菜栽培の難敵であるウリハムシについてお話します。ウリハムシって何?どんな被害があるの?どうやって対策するの?これらの疑問について気になる方はぜひ最後までご覧ください。
ウリハムシとは
ウリハムシの成虫は、体長が約7mmの大きさで、黄褐色の堅い甲殻で覆われています。幼虫は体長が約10mmの乳白色のうじ状です。
ウリハムシの成虫は、葉にまず円形の傷をつけ、その中を食べてしまうため、葉には網目状の傷や円形の穴が見られることがあります。ウリハムシの被害が多いと、葉は食べられてボロボロの状態になってしまいます。幼虫は、土中で根を食害し、蛹を経て成虫になります。
アブラムシの被害について
ウリハムシは、その名前が示す通り、カボチャなどのウリ科植物を好む害虫で、特にキュウリやスイカの苗を食害します。
成虫の被害
ウリハムシの成虫は、葉にまず円形の傷をつけ、その中を食べてしまうため、葉には網目状の傷や円形の穴が見られることがあります。ウリハムシの被害が多いと、葉は食べられてボロボロの状態になってしまいます。また、茎や実にも食害をすることもあります。
幼虫の被害
幼虫は、土中で根を食害し、蛹を経て成虫になります。
キュウリ・ズッキーニ・カボチャ・スイカ・ゴーヤ・メロンなど
アブラムシの発生時期
ウリハムシは一年で一世代を生み出し、その寿命はおおよそ1年です。冬を成虫の形態で過ごし、春の4月頃から活動を始めます。ウリ科の植物が植えられると、ウリハムシはその根元周辺に卵を産みます。生まれた幼虫は土中で植物の根を食べ、成長します。そして、地上に出てくるのは7月下旬頃からになります。
ウリハムシの駆除について
ウリハムシを駆除するには、いくつかの方法がありますので一つずつ紹介します。
見つけたら捕殺
動きが早くすぐに飛んでしまうので、慎重に捕まえて駆除しましょう。
殺虫剤の散布
これは説明不要だと思いますが、市販で売られている殺虫剤をしようする方法です。ウリハムシに効果的な薬剤は「マラソン乳剤」や「ダイアノジン粒剤」などです
ウリハムシの予防について
前述でウリハムシの駆除の方法を説明しましたが、発生しないように事前に対策することも重要です。こちらもいくつ紹介します。
周囲の雑草を除去
ウリハムシは落葉や雑草の中で産卵します。したがって、畑の落葉や雑草を定期的に清掃することで、ウリハムシの発生を防ぐことができます。
作物ローテーション
同じ場所に連続してウリ科の植物を植えると、ウリハムシが発生しやすくなります。作物ローテーションを行い、異なる科の作物を植えることで、ウリハムシの発生を抑制することが可能です。
耕作
ウリハムシは冬季を土中で過ごすため、深耕すれば幼虫や蛹を表面に出し、自然の敵によって駆除される確率を高めることができます。
アルミホイルを敷く
こちらもアブラムシの生態を利用した方法です。アブラムシは光が強いのが苦手なので、栽培している野菜の根の周りにアルミホイルを敷くだけで、アブラムシの予防に効果的です。
光の反射を利用する
ウリハムシを含む多くの害虫は、光の乱反射が苦手なので、シルバーマルチやアルミホイルなどを株元に置いて野菜を育てましょう。
コンパニオンプランツ
ウリハムシはネギの匂いが嫌いなので、ウリ科の野菜の周りにネギを栽培してみましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。ウリハムシは害虫の中でも最も警戒すべき虫です。大事な野菜の葉っぱや茎などを食べられないようにしっかり対策してくださいね。